地域の皆様へ
1987年与那城村立診療所にて伊禮基治が診療を開始しました。
その後1996年3月に社会福祉法人中陽福祉会『あやはし苑』2000年3月に医療法人一麦会『伊禮医院』が設立されました。
地域における医療と福祉の連携が重要視される中、この両法人も連携を深めて参りました。
この度、伊禮医院が伊禮内科クリニックとして新しいスタートをきるのを機に、地域の方々により伝わりやすい形にしたいということと、更に連携を強めるという気持ちを示すためにも両法人を《あやはし会》として再出発させる事になりました。
地域医療は専門医療とは異なり、患者様の生活に寄り添い生活の質を高め、予防医学を行っていく必要があると考えています。
医療的視点から見ると、地域の患者様に寄り添うには、高齢化に伴い福祉によるサポートが必須になってまいります。
若い頃よりクリニックにて生活習慣病の管理を行い、その後の身体能力低下に対しデイサービスなどの通所サービス(リハビリ)、ヘルパーサービス等の訪問サービスが必要とされます。
また自宅での介護が困難な状態になった時、特別養護老人ホーム等の入所サービスが必要とされ、また看取り介護を含め医療と福祉の連携が必須になってまいります。
現在、専門医療の現場でではなく、地域における看取り医療が必要とされています。
老衰等による看取りにおいては高度な医療を行うよりも、自宅や地域施設での療養が患者様本人、御家族にとって穏やかな最後を迎える本来あるべき姿と考えています。
《あやはし会》も医療と福祉の連携をこれまで以上に深め、医療の質・福祉の質にこだわり地域の患者様が安心して地域で過ごされる事をサポートさせていただくために、職員一丸となり努力してまいります。
また、《あやはし会グループ》としてシンボルマークをデザインさせていただきました。マークは4つの点を結ぶ形になっており、「つながり」をテーマにさせていただきました。
①地域の島々とその人々のつながり②一人一人の人生における各ステージのつながり③地域における医療と福祉とのつながり。
この「つながり」を大事にしサポートしていくグループになる、という気持ちを込めてデザインさせていただきました。
今後とも『あやはし会グループ(医療法人一麦会、社会福祉法人中陽福祉会)』をよろしくお願いいたします。
あやはし会 代表 伊禮史朗